北米日産が2027年モデルの「キックス」に、アウトドア志向の「ロッククリーク」パッケージを追加した。専用のAWDシステムやオフロード専用モード、タフな外装装備を備え、悪路走破性と冒険心を刺激するスタイルを両立させている。
日産は2026年8月13日、北米市場向けに展開する新型「キックス」の2027年モデルにおいて、アウトドアアクティビティを強く意識した「ロッククリーク(Rock Creek)」パッケージを新たに設定すると発表した。同社の「ローグ」や「パスファインダー」といった上級SUVで定評のあるオフロードスタイルを、コンパクトSUVであるキックスにも導入する形だ。
悪路走破性を高める専用装備
今回発表されたロッククリークは、中間グレード「SV」をベースとした四輪駆動(AWD)専用パッケージである。最大の特徴は、同クラスでトップレベルとなる8.4インチ(約21.3cm)の最低地上高と、専用にチューニングされた走行制御システムだ。「オフロードモード」では、砂地や雪道など滑りやすい路面において駆動力を効率的に路面に伝えるようトラクションコントロールを最適化。さらに、急勾配の未舗装路を下る際に車速を一定に制御する「ヒルディセントコントロール」を標準装備し、過酷なフィールドでの安心感を大幅に高めている。
タフなギア感漂うエクステリアとインテリア
外観デザインでは、フロント周りに専用グリルを配置したほか、前後バンパーやミラーカバーなどにロスブラックの塗装を施し、引き締まった印象を演出している。また、ヘッドライト周りに配された琥珀色のアクセントライトが個性を際立たせる。屋根上には最大約75kgまで積載可能なクロスバー付きルーフラックが備わり、カヤックやマウンテンバイクの運搬も容易だ。
インテリアには、耐候性に優れた人工皮革とバリスティックナイロンを組み合わせた専用素材を採用。シートには「Rock Creek」のロゴがあしらわれ、全天候型フロアマットやシートヒーターといった実用的な装備も充実している。先進機能としては、12.3インチの大型タッチスクリーンや、移動物検知機能付きのインテリジェントアラウンドビューモニターを搭載しており、安全性と利便性も抜かりはない。
北米での展開と市場の反応
パワートレインには、2.0リッター直列4気筒エンジンとエクストロニックCVTを組み合わせ、力強い走行フィーリングを提供する。北米における車両価格は28,840ドルから設定されており、現地での輸送・取扱手数料を含めると約30,385ドルとなる。
日本国内でも新型キックスは高い支持を集めているだけに、このワイルドな仕様の導入を熱望する声は既に多く上がっている。都会的で洗練されたSUVというキックスのイメージを覆す、この「遊べる」パッケージがどのような反響を呼ぶのか、今後の展開に注目が集まる。
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