ルイ・ヴィトンとシンガー・ヴィークル・デザインが、史上初のコ・ブランディング製品となるポルシェ911ベースの特別車2台を公開。時計「タンブール」の意匠を取り入れた室内など、両社の匠の技が融合した至高のプロジェクトに迫ります。
自動車カスタムの極致を追求するシンガー・ヴィークル・デザインと、ラグジュアリーの頂点に君臨するルイ・ヴィトンが、世界を驚かせるコラボレーションを実現しました。ベースとなるのは、ポルシェ911(空冷世代)を現代の技術で蘇らせた、シンガーの美学が詰まった特別な2台です。カリフォルニアで公開されたこのモデルは、移動手段としてのクルマを、移動する芸術品へと昇華させています。
ここがポイント
・史上初の両社ダブルネームとして、ポルシェ911をベースにしたクーペとカブリオレの2台が登場しました。
・ルイ・ヴィトンの時計「タンブール」の意匠を取り入れたダッシュボードクロックやメーターパネルが、車内の雰囲気を一変させています。
・こだわりの素材使いとして、モノグラム・フラワーをあしらったシートや、ロジウムメッキの金属パーツなど、高級ブティックのような手仕事が施されています。
・走行性能と利便性を両立し、クーペにはルーフラックが装備され、カブリオレには3.8リッター水平対向ツインターボエンジンが搭載されています。
「タンブール」が息づくコックピット
このプロジェクトの出発点は、ダッシュボードの中央に鎮座する機械式タイムピースの制作でした。ルイ・ヴィトンの時計製造拠点で作られたこのクロックは、取り外してデスククロックとしても使えるユニークな逸品です。このパーツを車内に自然に溶け込ませるため、メーター類のデザインもすべて再設計するというこだわりを見せています。速度計や回転計の文字盤、針の形状にまで時計のグラフィックコードが反映されており、ドライバーは運転するたびに精密機械の美しさを堪能できるでしょう。ちなみに、自動車メーカー以外のブランドがメーターパネルのデザインにまで深く介入する例は非常に珍しく、このクルマが単なるドレスアップモデルではなく、技術の融合体であることを物語っています。
個性光るクーペとカブリオレ
今回発表された2台は、それぞれ異なるコンセプトで仕立てられています。「Classic」と名付けられたクーペモデルは、サフランとコバルトブルーを基調としたエネルギッシュなカラーリングが特徴です。サーフボードやスキー板を積載できる専用のルーフラックが装着され、大人の休日を連想させるアクティブな一台に仕上がっています。
対照的に「Classic Turbo」は、気品あふれるカブリオレ仕様です。パリの歴史ある建造物から着想を得たホワイトのボディに、チーク材のパネルを組み合わせ、まるでクラシックな豪華モーターボートを思わせるインテリアが広がっています。シフトレバー周りには、ルイ・ヴィトンのバッグ「ノエ」からインスピレーションを得たレザーの引き紐が用いられるなど、ファンにはたまらない遊び心が散りばめられています。
MotorG編集部の注目ポイント
今回のコラボレーションを拝見して真っ先に感じたのは、両社が目指した「パーソナライゼーションの究極系」という言葉の重みです。単にロゴを配置するだけではなく、メーターの書体やパーツの質感まで、細部にわたる妥協のない作り込みには圧倒されます。
コーンズ・モータースがサポートするこの特別なポルシェは、もはや自動車の枠を超えた「資産」と呼ぶべき存在でしょう。今後、こうした異業種とのコラボレーションが、限定モデルの新たな主流になるかもしれません。読者の皆さんは、この贅沢な「芸術品」をガレージに置くとしたら、どんな景色を想像しますか?
コメント (0)
コメントするにはログインしてください。
まだコメントはありません。