レクサス新型NX公開!EV航続140km超と極上の走りに迫る
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レクサス新型NX公開!EV航続140km超と極上の走りに迫る

lyen2e 2026年09月01日

レクサスが中核SUV「NX」の大幅改良モデルを世界初公開しました。新世代ハイブリッドの採用やPHEVの航続距離伸長、車体剛性強化など全方位の刷新により、2026年末以降に順次発売されます。

レクサス新型NX公開!EV航続140km超と極上の走りに迫る
画像引用元:global.toyota

都会派プレミアムクロスオーバーの牽引役として君臨してきたレクサス「NX」が、単なるマイナーチェンジの領域を大きく超えた驚くべき進化を遂げました。世界累計190万台を突破したグローバルコアモデルが挑んだのは、新世代ハイブリッド技術の投入と、名門サーキットで徹底的に鍛え上げられたシャシー剛性の引き上げです。電動化時代におけるラグジュアリーSUVの新たな基準を提示する新型NXの真価を、メカニズムから使い勝手まで余すところなく紐解いていきます。

ここがポイント

EV航続距離140km以上を実現したPHEV「NX450h+」は、待望のDC急速充電にも対応

新世代e-AxleとSiC素子の初採用により、エネルギー効率と走行フィードバックを飛躍的に向上

フロア剛性25%・タワー剛性30%向上に加え、常時四輪駆動化された進化した「E-Four」を搭載

五感で寛ぐ新機能「センサリーコンシェルジュ」や、水平基調を研ぎ澄ました最新コックピットを採用

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PHEVの概念を覆す電動パワートレインの革新

新型NXのハイライトとして真っ先に挙げるべきは、心臓部であるハイブリッドシステムの劇的な刷新です。モーター、トランスアクスル、そしてパワーコントロールユニット(PCU)を一体構造とした小型・軽量な新世代「e-Axle」を新たに採用しました。さらに、インバーターの心臓部であるパワー半導体には、従来のシリコン(Si)に比べて電力損失が極めて少ない次世代素材「SiC(炭化ケイ素)」を惜しみなく投入しています。

この高効率化の恩恵を最大限に享受するのが、最上位プラグインハイブリッド(PHEV)モデルの「NX450h+」です。バッテリー出力が8%、バッテリー総容量が30%向上した新開発リチウムイオンバッテリーを搭載し、日本仕様(WLTCモード)におけるEV単独航続距離は140km以上という驚きの数値をマークしました。日常の通勤やお買い物であれば、エンジンを一切始動させずに完全な電気自動車(BEV)として数日間過ごせる計算になります。さらにユーザーからの要望が強かったDC急速充電機能が追加されたことで、長距離ドライブの休憩時にも短時間でバッテリーを満たせる実用性を手に入れました。

ここで注目したい技術的トピックが、バッテリーセルのレイアウト変更です。従来の前後方向配置から「横方向配置」へと構造を一新したことで、バッテリーパックそのものがフロアのクロスメンバー(補強材)のような役割を果たし、ボディ全体の横曲げ剛性向上に寄与しています。重いバッテリーの搭載位置がさらに下がったことで重心高も低下しており、SUV特有のロール感を根本から抑制する巧みなパッケージングが実現しました。

新型NX パワートレイン一覧

NX450h+(2.5L PHEV・AWD):システム最高出力 215〜240kW(約292〜326PS)/ 0-100km/h加速 6.0秒

NX350h(2.5L HEV・FF/AWD):システム最高出力 140〜180kW(約190〜245PS)/ 0-100km/h加速 7.1〜7.8秒

NX300h(2.0L HEV・FF):システム最高出力 145kW(約197PS)/ 0-100km/h加速 9.2秒

下山とニュルブルクリンクで磨かれた極上のハンドリング

プレミアムSUVセグメントにおいて、BMW「X3」やメルセデス・ベンツ「GLC」といった欧州の強豪に対抗するため、新型NXは車体骨格の強化にも並々ならぬ執念を注いでいます。フロアクロスの追加やトンネル稜線部の補強によってフロア剛性を約25%向上させたほか、フロントサスペンションタワーの構成部品を一体化することで結合剛性を約30%も引き上げました。

開発の舞台となったのは、愛知県にあるトヨタのテストコース「トヨタテクニカルセンター下山(TTC-S)」と、過酷を極めるドイツの「ニュルブルクリンク北コース」です。ステアリングホイールは直径を10mm小径化した360mmに変更され、操舵角に応じて操舵比が変わる「バリアブルラックギア」と組み合わせることで、低速域での軽快な取り回しと高速域での吸い付くような直進安定性を両立しています。

さらに、電気式全輪駆動システム「E-Four」の制御ロジックも一新されました。従来は発進時や加速時、スリップを検知した際など限定的な状況で後輪をアシストしていましたが、新型では直進巡航時も含めて四輪を常時駆動するセットアップへと進化しました。微小な動きから的確な減衰力を発生させる極微低速バルブ付きショックアブソーバーや、旋回時に内輪へわずかな制動力を加えて姿勢を安定させる電子制御ブレーキの導入も相まって、ドライバーは路面状況を問わず意のままのコーナリングフィールを味わうことができます。

感性を刺激する空間美と次世代のおもてなし

エクステリアは、機能性と美しさを高次元で融合させたデザインへとリファインされました。フロントマスクではメッシュグリルとヘッドランプ、コーナリングランプが一体化され、空力性能と冷却性能を最適化。デイタイムランニングライトとターンシグナルが統合された先進的なフロントライトに加え、リヤにはブランド初となる「ダブルLシグネチャー」を採用し、夜間における圧倒的な存在感を放ちます。

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インテリアに目を向けると、12.3インチのフル液晶メーターと14インチの大型タッチディスプレイが水平基調のラインに美しく統合されています。センターコンソールには操作ストロークを短縮したスマートなスイッチ式シフトセレクターが配され、ミニマルでありながら直感的に扱えるコックピット環境が構築されました。

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今回の改良で最も贅沢な試みといえるのが、新導入された「センサリーコンシェルジュ」です。これは車内のアンビエントイルミネーション、オーディオ音楽、空調、シートヒーター/ベンチレーション、そしてフレグランスを統合制御し、乗員の気分に寄り添う3つの演出モード(INSPIRE / RADIANCE / REVITALIZE)を提供する機能です。グローブボックス内に最大3種類までセットできる専用フレグランスは、時の移ろいをイメージした優雅な香りが用意されており、ただ移動する空間から「心身を整えるパーソナルラウンジ」へと室内を進化させています。

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MotorG編集部の注目ポイント

今回の新型NXの発表を見て、レクサスがこの中核モデルにかける並々ならぬ本気度を痛感しました。外観の化粧直しにとどまらず、e-Axleの搭載やSiC素子の採用、バッテリー横置きによる骨格強化など、プラットフォームの根底にまで手を入れる大掛かりなアップデートは極めて異例です。特にPHEVであるNX450h+の「EV航続140km超+急速充電」というスペックは、日常ユースにおいてBEV以上の快適性とハイブリッドの安心感を完璧に両立しており、自宅充電環境がない都市型マンションのユーザーにとっても強力な選択肢となるはずです。

欧州プレミアム勢がBEVシフトの速度調整を迫られる中、走りの楽しさと実用的な電動化技術を極限まで高めた新型NXは、グローバル市場において極めて有利なポジションを確立することになるでしょう。発売は2026年末以降とまだ少し先ですが、上質なミドルサイズSUVの購入を検討している方は、いま決断を下さずにこのモデルの登場を待つ価値が十二分にあります。

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