ホンダ新型ヴェゼル発売!都会派デザインと200万円台4WDの実力
SUV・コンパクトSUV

ホンダ新型ヴェゼル発売!都会派デザインと200万円台4WDの実力

lyen2e 2026年11月01日

ホンダがコンパクトSUV「ヴェゼル」のマイナーチェンジを実施しました。上位グレードの外装をボディ同色化して都会的な上質感を高めたほか、ベーシックグレードの快適装備拡充や277万円台のガソリン4WD仕様に注目が集まります。

ホンダ新型ヴェゼル発売!都会派デザインと200万円台4WDの実力
画像引用元:global.honda

コンパクトSUV市場で確固たる地位を築いているホンダ「ヴェゼル」が、2026年10月23日にマイナーチェンジモデルを発売しました。昨今のSUVブームではゴツゴツとしたオフロード風のデザインが流行していますが、今回のヴェゼルが選んだのは、あえてその逆を行く「徹底した都会派路線」への進化です。さらに、車両価格の高騰が続く現代において、唯一200万円台で購入できる四輪駆動モデル「G」グレードの商品力にも熱い視線が注がれています。デザインの上質化と実用性の底上げを果たした最新モデルの全貌に迫ります。

ここがポイント

・「MAXIMIZE URBAN VEZEL」を掲げ、都会的で洗練されたスタイルへと進化

・上位グレードはフェンダーやバンパー下部をボディ同色化し、ワンクラス上の高級感を獲得

・「G」「e:HEV X」に後席用USB(Type-C)とリアベンチレーションを追加、「e:HEV X」には前席シートヒーターも標準装備に

・唯一のガソリン車「G」は4WD専用設定で277万7500円という高いコストパフォーマンスを実現

オフロード路線と一線を画す「ボディ同色化」の狙いは?

記事内画像
画像引用元:global.honda

2021年4月に登場した現行型(2代目)ヴェゼルは、全長4340mm×全幅1790mm×全高1580〜1590mmという扱いやすいサイズ感と、クーペのように美しいルーフラインを両立させた人気モデルです。今回のマイナーチェンジで最も目を引くのは、主力の上位グレードであるハイブリッド車「e:HEV Z」および「e:HEV Z・PLaYパッケージ」におけるエクステリアの大胆な変更です。

これまで、タイヤ周りを囲むホイールアーチや、フロント・サイド・リアのバンパー下部にあるガーニッシュには、SUVらしいタフさを演出する無塗装の黒い樹脂パーツが使われるのが一般的でした。しかし新型では、これらをすべてボディと同じカラーで塗装する「ボディ同色化」に踏み切っています。こうした手法は、オンロードでのスポーティさや都会的な上質感を強調するために、欧州のプレミアムSUVなどでもよく見られるデザインアプローチです。

記事内画像
画像引用元:global.honda

さらに、全グレード共通でヘッドライト内部のインナーレンズをブラック化することで、フロントマスクの精悍さがグッと増しました。最上級の「PLaYパッケージ」では18インチアルミホイールにダーククリア加工を施すなど、足元の引き締めも図られています。

記事内画像
画像引用元:global.honda

ライバルであるトヨタ「ヤリスクロス」やスバル「クロストレック」がアクティブなギア感を押し出す中、ヴェゼルは「街並みに映えるプレミアムな乗用車」としてのキャラクターを明確に打ち出したと言えます。

記事内画像
画像引用元:global.honda

全席が特等席に!ベースグレードの装備拡充と「G」グレードの隠れた実力

記事内画像
画像引用元:global.honda

見た目の変化だけでなく、日常の使い勝手を左右するインテリアの快適装備も大きくアップデートされました。特に注目したいのが、エントリーグレードであるガソリン車の「G」と、ハイブリッドの基本グレード「e:HEV X」の底上げです。

ホンダ独自の「センタータンクレイアウト(燃料タンクを前席下に配置する技術)」によって、ヴェゼルは室内長2020mmというクラストップレベルの後席空間を持っています。今回の改良では、その広い後席の快適性をさらに高めるため、「G」と「e:HEV X」にも後席用のエアコン吹き出し口(リアベンチレーション)と、スマートフォンなどの充電に欠かせない後席用USBチャージャー(Type-C/2個付き)が標準装備されました。また、「e:HEV X」に運転席・助手席のシートヒーターが追加されたことで、前席シートヒーターを標準で備えるグレードがさらに広がりました。

記事内画像
画像引用元:global.honda

ここでクローズアップしたいのが、ラインナップで唯一200万円台の価格設定となる「G」グレード(277万7500円)の存在です。最高出力118PS、最大トルク142Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン(WLTCモード燃費15.0km/L)を搭載するこのグレードは、実は前輪駆動(FF)の設定がなく、四輪駆動(4WD)専用モデルとなっています。

最上級の「e:HEV Z・PLaYパッケージ(4WD)」が388万5200円であることを考えると、その価格差は約111万円にもなります。もちろん、ステアリングヒーターやハンズフリーアクセスパワーテールゲートといった上位グレードの装備は省かれていますが、衝突軽減ブレーキや渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロールを含む先進安全運転支援システム「ホンダセンシング」はしっかり標準搭載されています。降雪地域に住むユーザーや、初期費用を抑えて上質な四駆SUVを手に入れたい層にとって、この「G」グレードは隠れたベストバイ候補と言えるでしょう。

MotorG編集部の注目ポイント

今回のマイナーチェンジを見て感じるのは、ホンダの巧みなグレード戦略です。ハイブリッド(e:HEV)の「X」はFFが303万9300円、4WDが325万9300円、「Z」はFFが328万7900円、4WDが350万7900円と、主力モデルは軒並み300万円オーバーの価格帯に突入しています。その中で、上位の「Z」系にはボディ同色パーツを与えて「高いお金を払うだけの特別な所有感」を演出する一方、ベーシックな「G」や「X」には後席の空調や充電設備、シートヒーターといった「実用面の必須アイテム」を惜しみなく投入し、どのグレードを買っても不満が出ないよう配慮されています。

これから購入を検討される方にアドバイスするなら、年間走行距離が1万km未満で、冬場の雪道走行がメインという方には、277万円台で買えるガソリン4WDの「G」を強く推したいところです。浮いた予算でスタッドレスタイヤやオプション品を充実させる方が、満足度の高いカーライフを送れるはずです。反対に、街乗りでの静粛性や滑らかな加速感、そして今回の目玉であるアーバンルックに惚れ込んだのであれば、リセールバリューの高さも期待できる「e:HEV Z(FF:328万7900円)」が最もバランスの取れた選択肢になります。実車のボディ同色ガーニッシュが放つ艶やかな質感は、ぜひ一度ディーラーで直接確かめてみてください。

コメント (0)

まだコメントはありません。