レクサス初の3列EV「新型TZ」今冬発売!アルファード超えの快適空間とは
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レクサス初の3列EV「新型TZ」今冬発売!アルファード超えの快適空間とは

lyen2e 2026年11月02日

2026年冬に日本導入されるレクサス初の3列シートBEV「新型TZ」。全長5.1mの巨体ながらハリアー並みの小回りを実現し、システム最高出力約408馬力(開発中の暫定値)を発揮します。新時代の高級SUVの実力を紹介します。

レクサス初の3列EV「新型TZ」今冬発売!アルファード超えの快適空間とは
画像引用元:lexus.jp

日本の高級多人数乗車マーケットといえば、長らくトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」やレクサス「LM」といったラグジュアリーミニバンの独壇場でした。しかし2026年冬、その勢力図を根底から覆すかもしれない新たなフラッグシップが日本の公道に降り立ちます。レクサスが世界初公開したブランド初の3列シート電気自動車(BEV)、新型「TZ」です。全長5.1mという堂々たる体躯に、400馬力オーバーのモーターと最新鋭のおもてなし装備を詰め込んだこの次世代SUVは、単なるエコカーの枠を超え、ショーファーカー(役員車)やファミリーカーの新たな選択肢として熱い視線を集めています。

ここがポイント

・レクサス初となる3列シートを備えた大型バッテリーEV(BEV)として2026年冬に日本発売予定

・全長5100mmの巨体ながら後輪操舵技術の採用により最小回転半径5.4mの優れた小回り性能を実現

・システム最高出力約408馬力の「DIRECT4」を搭載し、1充電あたりの航続距離は約620kmを確保

・レクサスのSUV初のオットマンや世界最大級のパノラマルーフなど、全席が主役となるラウンジ空間を構築

・日本国内での予想価格帯は約1000万円〜1400万円クラスと編集部では予想

アルファード一強時代に風穴?「ドライビングラウンジ」が提案する新しい贅沢

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現在、日本の富裕層やVIPの移動手段としては高級ミニバンが圧倒的な支持を得ていますが、北米をはじめとするグローバル市場に目を向けると、実はその役割は「フルサイズSUV」が担っています。高いアイポイントとステータス性、そして屈強なボディがもたらす安心感が選ばれる理由です。今回レクサスが投入する新型TZは、「DISCOVER LIMITLESS(無限の可能性の発見)」というテーマを掲げ、世界基準のラグジュアリーSUVを日本のユーザーにも提案する意欲作となっています。

まず驚かされるのが、その堂々たるプロポーションです。ボディサイズは全長5100mm×全幅1990mm×全高1705mm。この全長と全幅は、同ブランドの本格オフローダーである「LX」とまったく同じ数値です。しかし、新型TZは全高をLXより180mmも低く抑える一方で、前後のタイヤ間の距離であるホイールベースを200mmも長い「3050mm」に設定しています。これはアルファードやレクサスLM(ともに3000mm)をも凌駕する長さです。

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エンジンを持たないBEVの特性を活かし、大容量バッテリーを床下に敷き詰めることで、車内は見事なまでのフラットフロアを実現しました。「ドライビングラウンジ」という開発コンセプトの通り、1列目から3列目まで、どの席に座っても足元にたっぷりの余裕があります。特に注目したいのが、従来のSUVでは「緊急用」と割り切られがちだった3列目シートの快適性です。アンダーボディの一部を下げて2列目シートレールの取り付け位置を低くするなど乗降性に配慮し、3列目シートもソファのような座り心地を目指しただけでなく、2列目にチャイルドシートを装着したままでもシートバックを倒さずに3列目へ乗り込めるウォークイン機構を採用しています。

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さらに、レクサスのSUVとしては初となるオットマン(足置き)を助手席と2列目シートに設定。頭上にはワイヤ駆動式のシェードを採用することで室内高を犠牲にせず、3列目まで明るい光を取り込む世界最大級の可動式パノラマルーフが備わります。音や光、香りまでを統合制御して乗員を癒やす「センサリーコンシェルジュ」や、手をかざすとアイコンが点灯する隠しスイッチなど、最新ガジェットのような先進装備も満載です。

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ここでひとつ、「へぇ!」と思える最新トレンドをご紹介しましょう。新型TZには、レクサス初となる「60GHzレーダーを用いた車内置き去り通知システム」が3列目頭上に搭載されています。近年、子どもの車内放置事故を防ぐセンサーの義務化が世界的に進んでいますが、TZのシステムはカメラではなく高精度な電波を使用するのが特徴です。これにより、眠っている幼児のわずかな呼吸の動きすら検知し、万が一ブランケットが顔にかかって目視できない状態でも正確に作動してハザードとブザーで外部に知らせます。最高峰のラグジュアリーとは、最高峰の安全技術の上に成り立つというレクサスの哲学が垣間見えるポイントです。

巨体を忘れさせる408馬力の俊足と、日本の道路事情を克服する「魔法の足回り」

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どれほど室内が快適でも、全長5.1m・車重2630kgというヘビー級のボディを日本の狭い道路や駐車場で扱えるのか、不安に思う方も多いはずです。しかし、新型TZにはその懸念を吹き飛ばすテクノロジーが惜しみなく投入されています。

最大の武器となるのが、前輪に合わせて後輪も向きを変える後輪操舵システム「DRS(ダイナミック・リア・ステアリング)」です。これを装着したモデルの最小回転半径は、なんと「5.4m」に抑えられています。これは同門のミドルサイズSUVであるトヨタ「ハリアー」(5.5m〜5.7m)よりも小さく、アルファード(5.9m)と比べれば圧倒的に小回りが利く数値です。非装着車でも5.8mを実現しており、Uターンや縦列駐車でサイズを意識させない工夫が施されています。

走りの心臓部には、フロントとリアにそれぞれ167.0kW(227馬力)のモーターを配置した四輪駆動システムを採用。システム全体の最高出力は300kW(約408馬力)に達し、2.6トン超の巨体を静止状態からわずか5.4秒で時速100kmまで加速させます。これを緻密にコントロールするのが、進化した四輪駆動力制御技術「DIRECT4」です。発進時は車体の浮き上がりを抑えるために前後60:40〜0:100、カーブを曲がる際は80:20〜0:100といった具合に、ミリ秒単位で前後のパワー配分を自動調整し、路面に吸い付くような安定感を生み出します。

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また、3列シート車の弱点である「後席の車酔い」に対しても徹底的な対策が行われました。高剛性接着剤やレーザースクリューウェルディングなどでボディ剛性を高めてクルマの体幹を鍛え上げたほか、駆動力とサスペンションを統合制御する「リヤコンフォート」モードを搭載。加速時のピッチングやブレーキ時のノーズダイブに加え、車線変更やカーブでのロール(横揺れ)も抑え込みます。エンジン音がないBEVだからこそ目立つ風切り音やロードノイズも、骨格内にゴム系の発泡充填材を用いたり、パーツごとの共振周波数をずらしたりすることで徹底的に遮断。走行中でも前席と後席の会話がしやすい静粛性を目指しています。

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航続距離620kmの実用性と、気になる日本国内の価格予想は?

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EVを購入する上で最も気になるバッテリー性能ですが、新型TZにはスタンダード仕様の76.96kWh(104セル)と、レクサス初採用となる大容量のロングレンジ仕様95.82kWh(312セル)の2種類が用意されます。日本仕様の1回の満充電で走れる航続距離は「約620km(WLTCモード・開発中の暫定値)」と発表されています。東京から大阪まで無充電で走り切れる計算になり、冬場の暖房使用などによる目減りを考慮しても、休日のロングドライブで充電スポットを探して焦るシーンは大幅に減るはずです。また、地域のインフラに合わせてNACSやCHAdeMOなど複数の急速充電規格に対応する柔軟性も備えています。

さて、最後に気になるお値段について考察してみましょう。現在、日本向けの正式な車両本体価格は公表されていません。しかし、先行してアナウンスされた北米市場でのベース価格は配送料込みで6万4050ドル(単純換算で約1000万円前後)からとなっています。日本仕様の装備内容によって変わりますが、国内でのスタート価格は1000万円台前半、最上級グレードにオプションを加えた場合は1400万円前後のゾーンに入ってくると予想されます。

MotorG編集部の注目ポイント

新型TZの登場は、日本の高級車市場において非常に重要な意味を持っています。これまで「家族やゲストを快適に乗せたいけれど、ミニバンの箱型スタイルや商用車ベースの成り立ちには抵抗がある」と悩んでいた層にとって、まさに待望の回答と言えるからです。海外勢を見渡すと、メルセデス・ベンツ「EQS SUV」やボルボ「EX90」、キア「EV9」など、3列シートBEVはすでに激戦区となっていますが、1000万円台前半からと予想される価格設定と、レクサスならではのきめ細やかな「おもてなし装備(オットマンや電波式キックセンサー付きバックドアなど)」の組み合わせは、輸入車勢に対して強烈なアドバンテージになるでしょう。

購入を検討されている方にアドバイスをするならば、ぜひ注目したいのが後輪操舵の「DRS」です(日本仕様での設定・装備区分は正式発表を待つ必要があります)。日本の駐車場事情において、最小回転半径が5.8mから5.4mに縮まる恩恵は計り知れません。また、全長5.1m・全幅1.99m・車重2.6トン超というスペックは、都市部の機械式立体駐車場の制限を超えるケースが多いため、まずはご自宅やよく行く施設の駐車環境と、200V普通充電器の設置可否を確認しておくことをおすすめします。2026年冬の正式発売に向け、ディーラーでの先行予約情報やグレード別の装備詳細が間もなく明らかになるはずですので、気になる方は早めに最寄りのレクサス店へコンタクトを取ってみてはいかがでしょうか。

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