40型画面と冷蔵庫搭載!ベンツVクラス限定車が1800万円で登場
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40型画面と冷蔵庫搭載!ベンツVクラス限定車が1800万円で登場

lyen2e 2026年11月03日

メルセデス・ベンツ日本は、40インチモニター付きパーテーションや冷蔵庫を備えた特別仕様車「V 220 d EXCLUSIVE long Grand Suite」を全国100台限定、1800万円で発売しました。

40型画面と冷蔵庫搭載!ベンツVクラス限定車が1800万円で登場
画像引用元:www.mercedes-benz.co.jp

日本の高級ミニバン市場において、長らく絶対王者として君臨してきた国産モデルたちに、欧州の雄が真っ向から勝負を挑む特別な一台を投入しました。メルセデス・ベンツ日本が2026年10月29日に発売した特別仕様車「V 220 d EXCLUSIVE long Grand Suite(グランドスイート)」は、なんと前席と後席を隔てるパーテーションに40インチもの巨大モニターと冷蔵庫を組み込んだ、まさに「走るVIPルーム」と呼ぶにふさわしい仕上がりとなっています。価格は1800万円、全国わずか100台のみという希少性も相まって、富裕層や企業のエグゼクティブを強く意識した一台と言えそうです。なぜ今、メルセデスは日本専用のこれほど豪華な仕様を送り出してきたのでしょうか。

ここがポイント

・日本独自開発の特別装備を満載した全国100台限定のスペシャルモデル

・前後席を仕切るパーテーションに40インチ大型モニターとWEBカメラを統合し、移動中のオンライン会議や動画視聴に対応

・パーテーション下部には容量8Lの冷蔵庫とブルーの足元LEDライトを備え、極上のプライベート空間を演出

・ベース車は最上級のプラチナムスイートで、車両本体価格は1800万円(ホワイトとブラックの各50台限定)

走る役員室を実現した日本専用装備の全貌

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画像引用元:www.mercedes-benz.co.jp

今回登場した「V 220 d EXCLUSIVE long Grand Suite」の最大の特徴は、なんといっても日本のユーザーの声を反映して独自に開発された専用パーテーションの存在です。ベースとなっているのは、2024年の大幅改良で内外装の質感を飛躍的に高めた現行Vクラスの最上級グレード「V 220 d EXCLUSIVE long Platinum Suite」。そこに後席のプライバシーを極限まで高める仕切り壁を設けることで、ショーファードリブン(お抱え運転手付き車両)としての価値を劇的に引き上げています。

パーテーションの中央に鎮座する40インチの大型モニターは、通常のテレビ放送を楽しめるのはもちろんのこと、スマートフォンのテザリング機能などを活用してネットワークに繋げば、YouTubeやNetflixといった動画配信サービスを映画館さながらの迫力で堪能できます。さらに興味深いのが、ビジネスユースを徹底的に意識した機能群です。モニター上部には約500万画素(解像度2592×1944)の高精細なマイク付きWEBカメラが内蔵されており、手持ちのノートパソコンをHDMIケーブルで接続すれば、移動中の車内があっという間にオンライン会議室へと早変わりします。モニターの左右には14インチサイズまでのノートPCをスマートに収められる専用ポケットまで用意されており、実用性への配慮も抜かりありません。

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また、パーテーションの下部中央には容量8リットルの冷蔵庫がビルトインされています。これは500mlのペットボトルなら約5本、350mlの缶飲料なら約10本を冷やしておけるサイズ感で、長距離移動やゲストのおもてなしには実に重宝する装備です。冷蔵庫の左右には淡いブルーの光を放つ足元LEDライトが組み込まれ、ブラックのナッパレザーとアルミニウムトリムで仕立てられたシックな室内を、夜間にはまるで高級ラウンジのように艶やかに彩ります。

一方で、こうした大型パーテーションの後付けには物理的なトレードオフも存在します。今回の仕様では、前席背面に備わっている折りたたみ式のシートバックテーブルは使用できなくなっています。また、運転席や助手席を後ろへスライドさせたり背もたれを倒したりする際には、パーテーション本体と干渉しないよう気をつける必要があります。ただし、パーテーションの上部にはあえて隙間(クリアランス)が残されており、閉塞感を抑えるとともに前席のドライバーと自然な会話ができるよう工夫されています。もし高速走行中などで声が届きにくい場合でも、Vクラスが標準で備えている車内通話機能(マイクとスピーカーを通じて前後席の会話を補助するシステム)が使えるため、コミュニケーションに困ることはないでしょう。

なぜ日本独自開発?ライバル・レクサスLMとの立ち位置の違い

ここで少し視点を広げて、なぜメルセデス・ベンツがこれほど大掛かりな「日本独自開発のアクセサリー」を仕立てたのかを考えてみましょう。ここで一つの豆知識ですが、実は世界的に見て、日本は「ミニバンを最高級セダンの代わりとして使う」文化が特に成熟した国のひとつです。欧米では多人数乗車が可能なMPV(マルチ・パーパス・ビークル)はあくまで実用車やホテルの送迎車というイメージが強く、VIPは伝統的なセダンや大型SUVに乗るのが一般的でした。しかし近年、日本発の「豪華ミニバンブーム」がアジア圏を中心に世界へ波及し、自動車メーカー各社がこぞって超高級ミニバン市場に参入するトレンドが生まれています。

その筆頭であり、今回の限定車にとって最大の比較対象となるのが、2023年の発売時に2000万円という価格設定で大きな話題を呼んだレクサス「LM 500h EXECUTIVE(4人乗り仕様)」です(2026年4月の一部改良後の価格は2030万円)。レクサスLMの4人乗りモデルもまた、前後席を隔てるパーテーションに48インチのウルトラワイドディスプレイや冷蔵庫を備えており、コンセプトは今回のVクラス・グランドスイートと驚くほど似通っています。

しかし、両者のキャラクターを細かく比較すると、明確な違いが見えてきます。レクサスLMのパーテーション仕様が後席をわずか2座に限定した「完全なる4人乗りVIP専用車」であるのに対し、今回のVクラス・グランドスイートはベース車の7人乗り(2列目独立キャプテンシート+3列目ベンチシート)という基本レイアウトを維持しています。しかも、2列目・3列目のすべての座席に3点式シートベルトが一体化されており、リアのウィンドウバッグやセンターエアバッグといった高度な安全装備もそのまま活かされています。つまり、普段は2列目を広々と使ったVIP送迎や移動オフィスとして活用しつつ、週末のゴルフや家族での旅行など、いざという時には最大7名までの多人数乗車や柔軟なシートアレンジにも応えてくれるのです。この「究極の贅沢」と「欧州MPV本来の実用性・安全性」を両立している点こそ、Vクラスならではの大きなアドバンテージと言えるでしょう。

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走りの面でもメルセデスらしさは健在です。心臓部には最高出力163馬力(120kW)、最大トルク380Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒クリーンディーゼルエンジン「OM654」を搭載し、多段化された9速AT「9G-TRONIC」が組み合わされます。ガソリンハイブリッドのライバル車とは異なり、低回転から分厚いトルクを発生するディーゼルエンジンは、多人数が乗車して重量が増した状態でも力強く、高速道路のクルージングでは優れた直進安定性と燃費性能(ランニングコストの良さ)を発揮します。さらに、電子制御式エアサスペンション「AIRMATIC」が標準装備されており、路面状況や車速、さらには乗員の重さによる車体の傾きまでも自動で補正し、常にフラットでしなやかな乗り心地を提供してくれます。1998年に欧州製ミニバンの先駆けとして日本に上陸して以来、累計約3万台を販売してきたVクラスの歴史の積み重ねが、こうした基本性能の高さに表れています。

MotorG編集部の注目ポイント

今回の「V 220 d EXCLUSIVE long Grand Suite」の価格1800万円は、ベースとなったプラチナムスイートの車両価格から見てもプレミアムが乗せられていますが、ライバルのレクサスLM 500h EXECUTIVE(4人乗り・現行価格2030万円)と比較すれば約230万円抑えられた戦略的なプライシングとも読み取れます。また、アフターマーケットでのカスタムではなくメーカー純正の特別仕様車として仕立てられているため、新車購入から3年間・走行距離無制限で保証修理や定期メンテナンスを受けられる「メルセデス・ケア」が適用される点も安心材料です。

用意されるボディカラーは、気品あふれる「ロッククリスタルホワイト」と、威厳を感じさせる「オブシディアンブラック」の王道2色で、それぞれ50台ずつの計100台限定(全車右ハンドル)となっています。すでにベースモデルの完成度が高く評価されている現行Vクラスだけに、全国100台という限られた台数は、早期に完売する可能性もありそうです。移動時間を単なる「移動」ではなく、価値を生み出す「時間」へと変えたいと考えている方は、ぜひお早めに正規販売店へ問い合わせてみることを強くおすすめします。

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